(中古/USED CD):04年の日本アルカンジェロ盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A わりと美品
タンジェリン・ドリームは、エドガー・フローゼが在籍していたサイケ・ビート・バンドのザ・ワンズを母体として、67年にベルリンで結成されたグループで、アシュ・ラ・テンペル、クラスター、アジテーション・フリー等の直関連も含め、エレクトロニクス&音響系プログレ・シーンに広く影響を与えながら、現在も現役で活動を続けるジャーマン・サイケのビッグ・ネーム。本作は、71年にドイツのオールからリリースされたセカンド・アルバムで、邦題は「アルファ・ケンタウリ~ケンタウロス座のアルファ星」、コーティング&見開き紙ジャケ仕様、04年新規リマスター盤、ライナーは高橋理、71年のアルバム未収シングル「ウルティマ・トゥーレ」両面2曲を収録したスリーヴ付8cmCDSのオマケ入。メンバーは、フローゼ、クリス・フランケ(ex.アジテイション・フリー)、スティーヴ・シュロイダー(ex.アシュラ・テンペル,etc)のトリオ編成を基本に、曲によってウド・デネブールク、ローラント・パウリックが適時ゲスト参加。バンドとして初めてシンセサイザーを導入した作品で、ギター、オルガン、ドラム、フルート、チター、ベースなどの楽器演奏と、シンセによる電子ノイズ・フラグメントのコラージュ的サウンド。未だ試行錯誤状態にも聴こえる音像だが、前作の流れからするとカオティックさは狙って演出されていて、さらにこの後の骨格となる冷たい透徹感ドローンが加味された、タンジェリン・サウンドの幕開けと云えるかも知れない。「ウルティマ・トゥーレ」は、初期ピンク・フロイド的なドラッグ感の怒濤のメロトロン洪水ナンバー。
アルカンジェロ盤/国内プレスCD(Japanese-pressing CD)
(Psyche/Electronics,Experimental,Drone / Paper-Sleeve CD(2004 Re-master) / Arcangelo/Japan)