(中古/USED CD):00年のUKフレッジリング・レコード盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A- (スリ傷少、再生に影響なし)
シャーリー・コリンズはイースト・サセックス州ヘイスティングス出身のトラディシャンで、55年にフォーク系のオムニバス・シングルでデビュー以降70年代末に引退するまで(16年に復活)、リヴァイバリスト系のトラディシャンとして活動した知る人ぞ知る存在。特に60年代末頃からは姉のドリー・コリンズと共にデュオ・ユニットを結成、古楽色を取り入れ英国の湿ったくぐもり感を体現する独特のサウンドを展開した。本作は、68年にUKポリドールからリリースされたソロ名義フォース・アルバムだが、前作に引き続き姉のドリーがアレンジと演奏で全面的に参加している他、プロデューサーのジョー・ボイド絡みで、インクレディブル・ストリング・バンドのマイク・ヘロンとロビン・ウィリアムソン、ビートルズの「エリナ・リグビー」でも知られるチェロ奏者のブラム・マーティンが適時ゲスト参加。著名ジャコバイト・ソングの「ボニー・ボーイ」や、ELPが「タッチ&ゴー」でパクった「ラヴリー・ジョアン」、グリフォンも取り上げた「アンクワイエット・グレイヴ」、シャーリーが好んで取り上げる「ポリー・ヴァーガン」等々、よく知られたバラッド・チューンを多数収録。全体に、シンプルながら独特の中世古楽的な響きがあって、サード・イアー・バンドやコウマスに通じる異端的な幽玄さと暗さを放つ、文句なしの大好盤と思う。最早単なるトラッドの枠を超えた、空気の色と時間の流れが変わる素晴らしいサウンドで、サード「スウィート・プライムローゼス」と共に比較的聴きやすく、入門編としても適しているかも知れない。TESオビ・解説付
輸入盤
(Trad&Folk/British&Medieval Trad / Jewel-case CD(2000) / Fledg'Ling/UK)