(中古/USED CD):93年の日本SSEコミュニケーションズ盤/国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (黄バミ感&中スリーヴにシミ少) / DISC=A
シーリスはスコットランドのエジンバラ出身の女性デュオ・ユニットで、82年にパッシー・セダン、 メアリー・マクマスターの2人によって結成されている。86年のファースト・アルバム以降、一貫してクラルサッハ(ケルティック・ハープ)の弾語りデュオという特異なスタイルを用い、スコッティッシュ・ゲーリックを基調としたトラッドをオーセンティックな態度で演奏する独特の活動を展開した。本作は、86年にUK(スコットランド)ラプウィングからリリースされたファースト・アルバムで、87年USAグリーン・リネット盤に国内のSSEコミュニケーションズがオビ解説(オビ裏面解説)を付けた国内流通盤。メンバーは 前述のパッシーとメアリーのデュオ、プロデュースはフリーランド・バブアー。概ね、多くはスコティッシュを軸としたトラッド曲で構成されていて、多くはゲール語だがスリーヴに歌詞の英訳も載っていておぼろげながら意味もわかる。主にパッシーがガット弦、メアリーがメタル弦を使うハープのアンサンブルはわりと上等で、モード的ハーモニー・コーラスを交えたツイン・ボーカルも素直に美しく、無伴奏シンギング・チューンも非常に真っ当。淡々と前に出ない感じの佇まい、アンバーなくぐもり感、主役は曲というオーセンティックな態度が、淡い郷愁感に収束する心地好いサウンド。近年のいわゆるケルティック系サウンドの文脈とは一線を画す、トラッド然とした手応えのある好盤で、トラッド愛好家は勿論、女性ボーカル愛好家もけっこう楽しめるかも知れない。2,4,6,8,9曲など、メロディアスな佳曲も多い。
SSEコミュニケーションズ盤
(Trad&Folk/Scottish&Celtic Trad / Jewel-case CD(1993/87) / SSE Communications,Green Linnet/Japan,USA)