(中古/USED CD):97年の日本MSI盤/国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
スタックリッジはブリストル出身のグループで、アンディ・デイヴィスとジム・ウォルターが中心となって69年に結成されたスタックリッジレモンを母体として、程なくスタックリッジに改名した。ビートルズ系ブリット・ポップネスを基調としつつも、プログレ、トラッド、ルーツ・ミュージックなどの要素を取り込んだ、独特のサウンドを展開する面白いグループ。本作は、71年にUKのMCAからリリースされたファースト・アルバムで、97年UKエドセル盤に国内のMSIがオビ・解説を付けた国内流通盤、ライナーはチャス・キープ、71年ビート・インストゥルメンタル誌掲載のスティーヴ・ターナーのレビュー、歌詞掲載、対訳は全て小山景子。メンバーは、デイヴィス、ジェームス・ウォーレン、ムッター・スラーター、マイク・エヴァンス、ビリー・ベントの5人編成、プロデュースはフリッツ・フライヤー、スリーヴ・デザインはヒプノシス。巷では、ビートルズのポップネスを継承するニッチ・ポップの代表的バンド、またはコーギスの前身バンドとして紹介されることが多いようだが、確かにサード「山高帽の男」にはそういうテイストが強いものの、まだアンダーグラウンドなサイケ感が残る本作は、また違った味わい深さという印象。全体にはすでに十分ポップではありながら、例えば5,9曲目に代表されるような、アコースティック・ギター、ヴァイオリン、フルートを上手く生かした、独特のプログレ的アンサンブルも随所に鏤められ、英国の湿った香りと嫌味のないポップネスのマッチングもいい塩梅。曲によっては初期10cc辺りにも近似する印象で、演奏も上手くてオシャレ感もあって、カンタベリー的でエレガントな雰囲気が漂う好盤と思う。
MSI盤
(Progressive/Folk Rock,Pops,Canterbury / Jewel-case CD (1997) / MSI,Edsel/Japan,UK)