(中古/USED CD):98年の日本マーキー/ベル・アンティーク盤/国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (オビ背面に落書き有) / DISC=A
SBBは、元ブレイクアウトのヨセフ・スカーチェクが中心となって71年にシェミャノヴィツェ・シロンスキェで結成されたグループで、SBBとはシュレジアン・ブルース・バンドの略称。71~73年はニーメンのバックを務め5枚のアルバムを制作、74年にバンド単独でファースト・アルバムをリリース、それ以降40年以上に渡って現在も活動を続けるポーランドを代表するロック・バンドの1つ。本作は、79年にドイツのシュピーゲライからリリースされたエイス・アルバムで、97年ポーランド・コッホ・インターナショナル盤にオビ・解説を付けた国内流通盤、ライナーは三輪岳志、邦題は「ウェルカム」。メンバーは、ファーストから不変のスカーチェク、アンティモス・アポストリス、イェジー・ピオトロヴスキーのトリオ編成、プロデュースはエドヴァルト・スピルカ。数多あるSBBのアルバムの中では、おそらく日本のリスナーには最も知名度のある作品と思われ、全体に3~10分程度のわりとキャッチーなナンバーが並んでいて、1曲目のインスト曲以外は全てボーカル入り。炸裂ヘヴィ・シンフォ調の1曲目が何よりカッコよく、巷ではそのインパクトで語られることが多いようだが、他の曲はメロウ&ジャジーなテイストのポップ・プログレ調が主軸となっていて、結果として1曲目だけがちょっと異質という印象。その意味では、全てに1曲目的なものを期待するともしかしてスカされるが、洗練されたポップ・プログレ系として十分に上等でドラマティック仕上がり。英語ボーカルも含め、全作品中最も聴きやすいアルバムかも知れない。オーストリア・プレス盤
マーキー盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Blues / Jewel-case CD(1998) / Belle Antique,Koch/Japan,Poland,Austria)