(中古/USED CD):97年のポーランド・コッホ・インターナショナル盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (黄ばみ感有) / DISC=A
SBBは、元ブレイクアウトのヨセフ・スカーチェクが中心となって71年にシェミャノヴィツェ・シロンスキェで結成されたグループで、SBBとはシュレジアン・ブルース・バンドの略称。71~73年はニーメンのバックを務め5枚のアルバムを制作、74年にバンド単独でファースト・アルバムをリリース、それ以降40年以上に渡って現在も活動を続けるポーランドを代表するロック・バンドの1つ。本作は、79年にドイツのオムニバスからリリースされたアルバムで、スリーヴ・デザインの他にもアルバム・タイトルと曲名を英語に変えているが、78年に旧チェコ・スロバキアのスープラフォンからリリースされたフィフス「Sbb(Wolanie O Brzek Szkla)」のドイツ・リリース盤というか、基本的に同内容。メンバーはファーストから不変のスカーチェク、アンティモス・アポストリス、イェジー・ピオトロヴスキーのトリオ編成、プロデュースはヒネク・ジャルチーク。旧LP片面1曲ずつの大曲2曲で、1曲目は妖しいギターのアルペジオで幕を開け、ヘヴィなギター・ソロからブルースハープのブリッジ・パートを経て、華麗なシンセ・ソロで再び炸裂する、重厚さと浮遊感が交叉する好ナンバー。2曲目はブズーキの枯れた響きで始まり、スペイシーなシンセ&キーボードを軸に中心に、ブルージーな弾きまくりギター・ソロも織り交ぜながら盛り上がる、キャッチーなシンフォニック・プログレ調の佳曲。どちらもプログレ然としたドラマティック感十分で、さりげなくバカテクで上等なアンサンブルは素直にカッコよく、ポップ過ぎずアングラ過ぎずの楽曲も非常に塩梅のバランス。SBBの諸作の中ではそれ程知られた作品ではないかも知れないが、かなりの好盤と思う。オーストリア・プレス盤
輸入盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Blues / Jewel-case CD(1997) / Koch International/Poland,Austria)