(中古/USED CD):10年の日本アルカンジェロ盤/国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (右下にパンチホール有) / DISC=A
デイヴィッド・アレン、ロバート・ワイアット、ケヴィン・エアーズ、マイク・ラトリッジの4人でスタートしたソフト・マシーンは、ケント州カンタベリーで66年前後に勃興した、いわゆるカンタベリー・ロック・シーンの柱となるグループで、ゴング、ホール・ワールド、マッチング・モウル等の派生バンドと共に、数多のミュージシャン達に影響を与えリスペクトを受け続けるビッグ・ネーム。本作は、タイトル通り73年5月にハンブルグで行われた、NDRジャズ・ワークショップでのライヴ音源&映像で、10年USAのキュニホーム盤にオビ・解説を付けた国内流通盤、ライナーは坂本理。メンバーは、CDもDVDもパート1がラトリッジ、カール・ジェンキンス、ロイ・バビントン、ジョン・マーシャルの4人編成で、パート2が上記の4人にゲイリー・ボイルとアート・シーメンを加えた6人編成、DVDの音源ボーナスは、17曲目が上記の4人にヒュー・ホッパーを加えた5人編成、18曲目がパート2と同じ6人編成となっている。おそらく、バビントン加入後1~2週間程度しか経っていない時期の演奏だが、「セクス」のナンバーを中心に圧巻の炸裂インプロヴィセイションを展開していて、全編に渡って非常に濃密なアンサンブルを堪能出来る。6弦ベースを駆るバビントンはすでに違和感なく馴染んでいて、ゲストのボイルとシーメンのハマりも上々、実験色満点のホッパー参加曲も含め、映像・音源共に上等かつスリリングで面白い。レストアーされた音質・画質は申し分なく、カンタベリー愛好家は勿論、広くジャズ・ロック愛好家ならまずもって楽しめるだろう好ライヴ音源&映像と思う。ともかくも素直にカッコいい。NTSC/R0で、普通にDVDプレイヤーで観れる。
アルカンジェロ盤
(Progressive/Jazz Rock,Canterbury / Jewel-case CD+DVD(2010 NTSC/R0) / Arcangelo,Cuneiform/Japan,USA)