(中古/USED CD):10年のUK/EUエソテリック・レコーディングス盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=B (プラケ爪跡&ダメージ有) / DISC=A
デイヴィッド・アレン、ロバート・ワイアット、ケヴィン・エアーズ、マイク・ラトリッジの4人でスタートしたソフト・マシーンは、ケント州カンタベリーで66年前後に勃興した、いわゆるカンタベリー・ロック・シーンの柱となるグループで、ゴング、ホール・ワールド、マッチング・モウル等の派生バンドと共に、数多のミュージシャン達に影響を与えリスペクトを受け続けるビッグ・ネーム。本作は、75年にUKハーヴェストからリリースされたエイス・アルバムで、10年新規24ビット・リマスター盤、確か邦題は「収束/バンドルズ」。メンバーは、前作からのラトリッジ、カール・ジェンキンス、ロイ・バビントン、ジョン・マーシャルの4人に、新たにアラン・ホールズワース(ex.ニュークリアス,テンペスト,etc)を加えた5人編成。全編に渡ってホールズワースの流暢なコンニャク・ギターが炸裂していて、おそらく日本では最も人気のあるソフト・マシーンのアルバムの1つかも知れない。その意味では多くの解説を要しないとも思うが、ニュークリアス時代の焼き直しの「ハザード・プロファイル」を始めとして、ともかくも楽曲のよさ、演奏のカッコよさ、アレンジの上手さの、三拍子揃った文句なしの好盤と思う。ここにきて、ラトリッジ以外は全員元ニュークリアスのメンバー達だが、ニュークリアスのようなマイルス・フォロワー的傾向は薄く、ジェンキンスの持ち込んだミニマル色も、従来のラトリッジ的カンタベリー色と心地好い交叉を見せていて、ノリのよいリズム隊が放つバンド感も申し分ない。また、もし本作が気に入ったなら、同時期の発掘ライヴ盤「フローティング・ワールド・ライヴ」も必ず楽しめること請け合い。カッコよし!。
輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Fusion,Canterbury / Jewel-case CD(2010 24bitRe-master) / Esoteric/UK,EU)