(中古/USED CD):06年のUSAキュニフォーム・レコード盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A わりと美品
デイヴィッド・アレン、ロバート・ワイアット、ケヴィン・エアーズ、マイク・ラトリッジの4人でスタートしたソフト・マシーンは、ケント州カンタベリーで66年前後に勃興した、いわゆるカンタベリー・ロック・シーンの柱となるグループで、ゴング、ホール・ワールド、マッチング・モウル等の派生バンドと共に、数多のミュージシャン達に影響を与えリスペクトを受け続けるビッグ・ネーム。本作は、タイトル通りロンドンのミドル・アース・クラブ所蔵音源から、ソフト・マシーンの発掘ライヴ音源をコンパイルしたライヴ盤で、被せオビ付。メンバーはエアーズ、ラトリッジ、ワイアットのトリオ編成で、プロデュースはマイケル・キング。1~8曲目が67年9月16日のコヴェント・ガーデン、9,10曲目が68年5月のラウンドハウス、11曲目が67年秋で会場不明となっている。後のファーストとセカンドに直結する、プログレ黎明期の典型的なアート・ロックというかサイケ方面のサウンドを展開していて、インプロを軸とした実験色を内包する演奏が、不良系とは一味違うドラッギーなサイケ感に収束する感じは、例えばシド・バレット在籍時も含めた初期ピンク・フロイドやジュライ、カレイドスコープ辺りに近似する印象。ストレンジ感のある独特のメロディとアレンジ、ヒッピー乗りのゆるい雰囲気はいかにも当時の空気を反映していて、バンド感十分の演奏も素直にカッコよく、音質&バランスも問題ない。プログレ黎明期の線としては、申し分のない好ライヴ盤と思う。カッコよし!。
輸入盤
(Psyche/Art Rock,Canterbury / Jewel-case CD(2006) / Cuneiform/USA)