(中古/USED CD):95年の日本MSI盤/国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
ロウ・マテリアルはロンドン出身のグループで、コリン・キャットとフィル・ガンが中心となって68年に結成されている。本作は、71年にUKネオンからリリースされたセカンド・アルバムで、国内のMSIが94年ドイツのレパートリー盤にオビ・解説を付けた国内流通盤(95年リリース)、ライナーは高見博史、歌詞・対訳付(対訳は石川千晶)、邦題は「ロウ・マテリアル」(間違っているが・・・)。メンバーは、前作と同じキャット、ガン、ミック・フレッチャー、デイヴ・グリーン(ex.シュート,etc)、ポール・ヤングの5人編成、プロデュースはミッキー・クラーク、スリーヴ・デザインはキーフ。ネオン&キーフのスリーヴということでコレクターには一定の人気があるが、アングラなサイケ感が強くアート・ロック的だった前作に比べて、本作では随分とスッキリしたサウンドになっている印象。太いサックスとギターによる、ヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター(VDGG)的なヘヴィなリフを軸に、オルガンとピアノが隙間を埋めながら絡み、そこにクッキリしたボーカルが乗っかる感じで、前作では自由に動き回っていたリズム隊も、わりと堅実で安定している。おそらくそれは、一定のグルーヴを保ってインプロで盛り上がるスタイルから、多少の変拍子も交えたキメの多いカッチリしたタイプの楽曲に変わったからと思われ、しっとりしたアコースティック・ギターやフルートのハマりも悪くない。暗過ぎず明る過ぎずのサイケ感が担保された曲調は、初期VDGGやサムライ辺りに近似する感じもあって、特に1,3,4曲目辺りはわりと素直にカッコいい。浮上出来ないB級感も十分で、ブリティッシュ・ロック愛好家なら問題なく楽しめるだろう好盤と思う。
MSI盤
(Progressive/Psyche,Jazz Rock / Jewel-case CD(1995/94) / MSI,Repertoire/Japan,German)