(中古/USED CD):90年のドイツEFA/ホット・ワイアー盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (プラケ爪跡有) / DISC=A (スリ傷微少、再生に影響なし)
パーシー・ジョーンズはウェールズのランドリンドッド・ウェルズ出身のベーシストで、何よりリヴァプール・シーン、ブランドX、タンネルズ等々の活動で知られるビッグ・ネーム。本作は、90年にドイツのEFA/ホット・ワイアー・レコードからリリースされたソロ名義ファースト・アルバムで、フレットレス・ベース、シンセ、ドラム・プログラミングの全パートをジョーンズ1人で多重録音して制作。とても踊れない変拍子全開のドラム・プログラミング・トラックに乗せて、超絶弾きまくりフレットレス・ベースが炸裂する、変態感十分のサウンドを展開。ブリティッシュ・ニュー・ウェーヴ調の湿ったダーク感と、ジョーンズ特有の粘着質なセンスが当然のようにマッチングしながら、全体がポスト・ロック調のソリッド感に収束。プログレ、ジャズ・ロック、フュージョン、ニュー・ウェーヴの要素が渾然一体となっていて、どれかの要素がストレートに強いということもなく、結果としてベースとリズムの変態感が前面に顕われている印象で、ある意味気色悪さは申し分なく満点。フレットレス・ベースの演奏自体は、相変わらずもの凄いバカテクさで、多分その為にキャッチーさをあえて排除した楽曲も含め、ともかくもジョーンズの変態センスとバカテク・ベースを堪能するには、最も適したサウンドかも知れない。
輸入盤
(Progressive/Fusion,New Wave,Post Rock/ Jewel-case CD(1990) / Hot Wire Records/EFA/German)