(中古/USED CD):93年の日本ソニー・レコード盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
パブロフズ・ドッグはミズーリ州セントルイス出身のグループで、デヴィッド・サーカンプやデヴィッド・ハミルトンが中心となって72年に結成されている。セカンドにビル・ブルーフォードが参加したこともあってか、日本のプログレ巷ではわりと人気のバンド。本作は、75年にUSAのABCからリリースされたファースト・アルバムで、邦題は「禁じられた掟」、『ナイス・プライス・ライン』シリーズ、ライナーは伊藤政則、歌詞・対訳付(訳は藤沢睦実)、日本初CD化盤。メンバーは、サーカンプ、ハミルトン、スティーヴ・スコルフィナ(ex.REOスピードワゴン,etc)、ダグ・レイバーン、リック・ストックトン、ジークフリード・カルヴァー、マイク・サフロンの7人編成、マーレイ・クルーグマンとサンディ・パールマンの共同プロデュース。一度聴くと耳に残るサーカンプの印象的なハイトーン・ボーカル、嫌味のない洪水メロトロン、ツボを押さえたオルガン&ピアノ、カンサス的ヴァイオリン、ハード・ロック調のギター、堅実なリズム隊等々によるアンサンブルは、よく練られたアレンジも含め真っ当かつ上等で、演奏もソツなく素直にカッコいい。アメリカにあってはわりと珍しい、楽曲の湿った暗さと哀愁が放つブリティッシュ的くぐもり感も捨て難く、特にボーカルとメロトロン、ヴァイオリンの盛り上がる哀愁感は抜群で、あざと過ぎないキャッチーさと絶妙のマッチングを見せる。全体に、浮上出来ないアングラ感も見え隠れするが、わりと丁度いい塩梅のポップネスというか、このカッチリした感じはメインストリーム系のリスナーにも十分アピールするだろう、アメリカン・シンフォニック・プログレ系の好盤と思う。
国内盤
(Progressive/Symphonic,Pops / Jewel-case CD(1993) / Sony Records/Japan)