(中古/USED CD):91年のドイツ・クックック・プロダクション盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
マーフィー・ブレンドはベルリン出身のグループで、この後ハヌマンやブラックウォーター・パークに派生するメンバーが在籍していた。本作は、71年にドイツのクックックからリリースされた唯一のアルバムで、おそらく限定1000枚プレスの初回プレスCD盤、折込インサート付、ブックレット裏スリーヴにシリアル・ナンバー入(607/1000)。メンバーは、ヴォルフ・ロディガー・ウーリク、ヴォルフガング・ルメラー、アンドレアス・ショルツ、アヒム・シュミットの4人編成、ヨーナス・ポルストとトマス・クレムトの共同プロデュース。ウーリクの非常にキレのよいハモンド・オルガンと、ルメラーのブルージーな泣きのギターを中心とした、畳み掛けるタイプのハイテンション・プログレ・ハードを展開していて、クラシック、ブルース、プログレがゴタ混ぜになった楽曲も含めわりと素直にカッコいい。ヘヴィで安定したリズム隊に乗せて、オルガンやチェンバロが飛び回りギターが切り込んでくるスタイルなのだが、「トッカータとフーガ」のフレーズも飛び出す楽曲はプログレ調、ノリのよい演奏はハード・ロック調といった感じで、クラシカルなフレーズとブルージーなリフが違和感なくマッチしている印象。英詞ボーカルということもあってか、プログレ調フレーズが次々と繰り出される畳み掛けるアレンジが、ある種の煮え切らなさに収束していく感じは、けっこうブリティッシュ的でジャーマン・クラウト感は薄い。ジャーマンのヨレたクラウト感が好きな人にはウケないかも知れないが、ハード・ロック愛好家は勿論プログレ愛好家もけっこう楽しめるのではと思う。本作後グループは解散、前述したようにウーリクはハヌマンへ、ショルツはブラックウォーター・パークへ。
輸入盤
(Psyche Hard/Progressive,Blues / Jewel-case CD(1991) / Kuckuck/German)