(中古/USED CD):98年のドイツMG.アート盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A-- (クタビレ感&シミ少々) / DISC=A-- (スリ傷有、再生に影響なし)
マニュエル・ゲッチングはベルリン出身のギタリストで、何よりアシュ・ラ・テンペル/アシュ・ラでの活動で知られていると思う。エレクトロニクス&アンビエント音響系やテクノ&ハウス系ミュージシャン達に、現在も広く影響を与えリスペクトされ続けているビック・ネーム。本作は、84年にドイツのイン・タームからリリースされたソロ名義ファースト・アルバムで、3面開きデジパック仕様の25周年記念盤。メンバーは、全てゴッチング1人での多重録音で、レコーディングは81年の12月。タイトルやスリーヴからも判る通り、チェスのゲームをモチーフとしたコンセプト・アルバムで、アシュ・ラの「コーリレイションズ」と「ベル・アライアンス」で見せた、今でいうハウス ・ミュージック的アプローチを基調としながら、「インヴェンションズ・フォー・エレクトリック・ギター」的なミニマル感を加味させたサウンド。全てをギターだけで演っていた「インヴェンションズ~」とは違い、リズムボックスとシンセによるハウシーなミニマル・トラックが延々と続き、後半からジャジーなギター・ソロが入る構成だが、リズムボックスなのにリズムが横ユレしていて、それが非常に心地好い浮遊感を生んでいる。その意味では、カッチリした4打ち主体の当世風ハウス・ミュージックとは一線を画していて、ギター・ソロまでが少し長いという印象もあるが、上下左右にフワフワとヨレるソロのカッコよさは味わい深く、全体に優れて瞑想的で、晴れやかだが独特の湿った翳りを放つ好盤と思う。心地好し!。
輸入盤
(Psyche/Electronics,House,Meditation / Digi-Pack CD(2006) / MG.Art/German)