(中古/USED CD):98年のフランス・スパラックス2盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (黄バミ感&シミ有、プラケ爪跡少) / DISC=A- (スリ傷少、再生に影響なし)
ムジカ・エレットロニカ・ヴィヴァはローマを拠点とする即興&実験音楽家集団で、66年にアルヴァン・カラン、アラン・ブライアント、キャロル・プランタムラ、リチャード・タイテルバウム等によって結成された。シンセやデヴァイスを使った音の変容や、缶やガラスなどの楽器ではないものを使った演奏などの先駆的存在。本作は、70年にフランスのBYGレコードからリリースされたおそらくサード・アルバムで、69年5月のライヴ音源を収録したもの。クレジット・メンバーは、カラン、タイテルバウム、フレデリック&ニコール・ジェフスキー、マイケル・ブレイク、パトリシア&イヴァン・コアケット、フランコ・カタルディ、バーバラ・ブライアント、チャイア・ゲルシュタイン、コンスタンス・アバーナシー等々、ジャン・ゲオルガカラコスとジャン・リュック・ユンの共同プロデュース(2人ともBYGレコードの共同オーナー)。概ね、怒涛の喧騒ノイズ・ミュージックというか、集合無意識的即興音楽というか、常に誰かが何かしらのノイズを発しているわりと圧巻のアヴァン・ギャルド系サウンド。サイレンのような集団悲鳴的ボイス群に始まり、フリー・ジャズ的なパーカスや管楽器、叫びなどなどが加わって、ノイズのコール&レスポンスがいつの間にかカーニヴァルのどんちゃん騒ぎのような盛り上がりへ。尋常ならざるエネルギーの発露が一気に水が引くようにカタルシスを迎え、太古の宗教的儀式の場にいるような原初的なスピリチュアル感十分。
輸入盤
(Psyche/Avant-Garde,Experimental / Jewel-case CD(1998) / Spalax2/France)