(中古/USED CD):96年の日本CBSソニー盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
マイルス・デイヴィスはイリノイ州イーストセントルイス出身のトランペッターで、ほとんど解説不要のビッグネーム。概ね、ジュリアード音楽院を経てチャーリー・パーカー、ギル・エヴァンス等との40年代、麻薬禍を経てジョン・コルトレーン、レッド・ガーランド、ビル・エヴァンス等とのハード・バップの50年代、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムス、ウェイン・ショーター等との黄金のクィンテットの60年代、68年以降75年休養までのエレクトリック・マイルス時代、活動再開の80年以降という感じに分けられる。本作は、75年にUSAのCBSからリリースされたライヴ・アルバムで、16チャンネル・リミックス完全版の「マスター・サウンド」シリーズ、ライナーは熊谷美広&児山紀芳、児山によるマイルスのロング・インタビュー付、邦題は「アガルタ」、2枚組用セミ厚プラケース仕様。メンバーは、マイルス、ソニー・フォーチュン、レジー・ルーカス、ピート・コージー、マイケル・ヘンダーソン、アル・フォスター、ジェームズ・エムトゥーメの7人編成、プロデュースはテオ・マセロ、スリーヴ・デザインは横尾忠則。75年2月1日の大阪フェスティバル・ホールでの昼の部の公演を収録ライヴ盤で、同日の夜の部の公演を収録した「パンゲア」とともに、エレクトリック・マイルス末期の定番作品としてよく知られた著名盤。ルーカスとコージーの強力なツイン・ギター、ワウワウ多用トランペットやオルガンのドローン、ヘンダーソンとフォスターのウネウネとしたファンキー&ロッキンなリズム隊など、ジャズというよりはジャズ・ロック、ファンク、フュージョンのクロスオーヴァー・サウンドで、ロックの耳にも普通にカッコいい。
国内盤
(Progressive/Jazz,Crossover,Funk / Jewel-case 2CD(1996 16ch Re-mix) / CBS Sony/Japan)