(中古/USED CD):91年の日本CBSソニー盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A (黄バミ感少) / DISC=A- (スリ傷少、再生に影響なし)
マイルス・デイヴィスはイリノイ州イーストセントルイス出身のトランペッターで、ほとんど解説不要のビッグネーム。概ね、ジュリアード音楽院を経てチャーリー・パーカー、ギル・エヴァンス等との40年代、麻薬禍を経てジョン・コルトレーン、レッド・ガーランド、ビル・エヴァンス等とのハード・バップの50年代、ハービー・ハンコック、ロン・カーター、トニー・ウィリアムス、ウェイン・ショーター等との黄金のクィンテットの60年代、68年以降75年休養までのエレクトリック・マイルス時代、活動再開の80年以降という感じに分けられる。本作は、77年に日本CBSソニーからリリースされたライヴ・アルバムで、ライナーは小川隆夫、小川監修バイオグラフィー付、邦題は「ダーク・メイガス」、分厚い旧2枚組用プラケース仕様。メンバーは、マイルス、デイヴ・リーブマン、エイゾー・ローレンス(ex.マッコイ・タイナー・クィンテット,etc)、レジー・ルーカス、ピート・コージー、ドミニク・ゴーモン(ex.アート・アンサンブル・オブ・シカゴ,etc)、マイケル・ヘンダーソン、アル・フォスター、ジェームズ・エムトゥーメの9人編成、プロデュースはテオ・マセロ。74年3月30日のニュー・ヨークのカーネギー・ホールでのライヴ音源で、77年に発掘ライヴ盤として日本のみで後追いリリースされたのだが、メンバー時にもサウンド的にも、75年の大阪ライヴ「アガルタ」と「パンゲア」に繋がっていく、エレクトリック・マイルス末期のミッシング・ピースとして話題となった。マイルスとルーカスのワウワウ合戦、ヘンダーソンとフォスターのウネウネと地を這うようなグルーヴのリズム隊などなど、ロックの耳にもわりと素直にカッコいい。
国内盤
(Progressive/Jazz,Crossover,Funk / Jewel-case 2CD(1991) / CBS Sony/Japan)