(中古/USED CD):93年のUKワールド・ワイド・レコード/SPM盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A (プラケ爪跡少) / DISC=A
ラヴ・マシーンは、カリブ海の西インド諸島バルバドス出身のグループで、マイケル・ビショップとエロール・ブラッドショウが中心となって67年に結成されている。68年に渡英してロンドンを拠点に活動を開始し、若干のメンバー・チェンジを経ながらマーキー・クラブ等のサーキット中に、MAMプロダクションのチャス・ピートの目に止まりデビューした。本作は、71年にUKポリドールからリリースされた唯一のアルバムで、メンバーは、ビショップ、ブラッドショウ、ボブ・ボウマン、ジョン・ジーヴォンズの4人編成、プロデュースはマーティン・ホール。結果としてバルバドスとイギリスの混合編成で、曲によってクレジットにはないキーボードも入る。概ね、ブルースを基調としたB級サイケ・ハード系サウンドを展開しいて、ジミヘン的ブルージー&ファンク・ハードとハンブル・パイ的なロッキン・ハードの要素に、カリブ海?的トロピカル感やソウル感が加味されたような印象。さらに、曲によっては煮え切らないサイケなポップネスやプログレ的アレンジが混在するが、時折ツイン・ギターとなるギター・リフ&フレーズがわりと素直にカッコよく、もっと煮詰めてプロデュースもちゃんと行き届いていたなら、それなりの知名度へと浮上出来たのかも知れない。その意味ではいかにもB級然とした感じだが、ゴッタ煮感十分でそれが味わいとなっているけっこう面白いサウンドで、ハード系愛好家ならそれなりに楽しめるのではと思う。本作後グループは解散、ボウマンはサンダンスへ。
輸入盤
(Psyche Hard/Blues,Pops /Jewel-case CD(1993) / World Wide Records/SPM/German)