(中古/USED CD):09年の日本エアー・メイル・レコーディングス盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A (シュリンク付開封) / DISC=A 美品
リンディスファーンはニューカッスル・アポン・タイン出身のグループで、レイ・レイドロウとロッド・クレメンツが66年に結成したダウンタウン・ファクションを母体として、アラン・ハル(ex.ラディエーター,etc)加入後の68年にブレズリンに名前を変えて活動していたが、70年のカリスマ・レーベルとの契約の際にグループ名をリンディスファーンとした。「レディ・エレノア」と「ミート・オン・ザ・コーナー」の大ヒット曲を持つ、地元ニューカッスルは勿論、イギリス全土でも知名度の高いブリティッシュ・フォーク系ビッグ・ネームの1つ。本作は、74年にUKワーナー・ブラザースからリリースされたフィフス・アルバム(ライヴを含めると通算6枚目)で、09年新規24ビット・リマスター盤、紙ジャケ仕様、『ブリティッシュ・レジェンド・コレクション Vol.54』シリーズ、オリジナル・リリック・インサート入、ライナーは藤崎登、邦題は「ハッピー・デイズ」、ハルの60年代末の未発表デモ音源7曲をボーナス収録(09年UKマーケット・スクエアー盤と同じ)。メンバーは、ハル、レイ・ジャクソン(ex.ハーコートズ・ヒーローズ,etc)、ケン・クラドック(ex.ベル+アーク,マーク・アーモンド,etc)、チャーリー・ハーコート(ex.ヤンコ・パートナーズ,ジャクソン・ハイツ,etc)、トーマス・ダフィ(ex.ベル+アーク,アーク,ワンダーホイール,etc)、ポール・ニコルスex.ウィドウメイカー,etc)の6人編成、イエス等でお馴染みの著名エンジニアのエディ・オフォードとバンドの共同プロデュース。前作後レイドロウとクレメンツ、サイモン・コウが脱退しれジャック・ザ・ラッドを結成、残ったハルたちは心機一転の意向もあったのか、野外も含めレコーディング・スタジオ以外の場所で録音するという、いわゆるザ・バンド方式のレコーディングを行っていて、楽曲といいレイドバック感の強い雰囲気といい、ザ・バンドやトッド・ラングレン辺りを相応に意識した仕上がりという印象。アメリカン・ミュージックへの憧憬を見せつつも、背後には英国的な湿った質感と片田舎的メロディアスさが担保されていて、結局ブリティッシュ・スワンプ系の好盤と思う。また、ボーナスのデモ音源はほぼ全曲ハルのギター弾語りで、淡々としっとりとした内省的な雰囲気。
エアー・メイル盤/国内プレス盤(Japanese-pressing CD)
(Swamp Folk/Swamp,Folk Rock / Paper-Sleeve CD(2009 24bitRe-master) / Air Mail Recordings/Japan)