(中古/USED CD):16年の日本セレスト盤/国内盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A 美品
レズリー・ダンカンはダラム州ストックトン・オン・ティーズ出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、63年にシングル・デビュー以降中堅シンガーとして活動していたが、10枚目のシングル「ラヴ・ソング」をエルトン・ジョンが気に入り、2人のデュエット・ヴァージョンがシングル・ヒットしたことで一躍知られる存在となった(後にデヴィッド・ボウイやオリビア・ニュートン・ジョンもカヴァー)。77年までに5枚のアルバムをリリースして引退するが、ピンク・フロイドの「狂気」やアラン・パーソンズ・プロジェクトの「イヴ」を始めとして、数多のアーティストのアルバムにもバック・ボーカリストとして参加した。本作は、77年にUKのGMレコードからリリースされたフィフス・アルバムで、16年リマスター盤、邦題は「メイビー・イッツ・ロスト」、多分初CD化。ブックレットには歌詞が掲載されているが解説はなく、レズリーのプライヴェート・スナップ写真が1枚封入されている。クレジット・メンバーは、レズリー、旦那さんのジミー・ホロヴィッツ、クリス・スペディング(ex.バタード・オーナメンツ,ニュークリアス,シャークス,etc)、ロバート・アーワイ(ex.ハミングバード,スノーウィー・ホワイト,etc)、ニコ・ラムスデン(ex.ビザンティウム,マイク・オールドフィールド,etc)、ボビー・キーズ(ex.ローリング・ストーンズ)、ピート・デニス、グレン・ルフルール等々、ストリングスはデヴィッド・カッツ、アレンジとプロデュースはホロヴィッツ。ブルー・アイド・ソウル系の洗練されたポップネスと、田舎っぽさと優しさがいい塩梅で同居する楽曲とメロディ、くぐもり感のあるボーカルがよいマッチングを見せる好盤と思う。この柔らかいサウンドは、ともかくも心地好い。
セレスト盤
(Folk&Folk Rock/SSW,Soul,Folk,Pops / Jewel-case CD(2016 Re-master) / Celeste/Japan)