(中古/USED CD):96年の日本エピック/ソニー・レコード盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
ジェフ・ベックはサリー州ウォリントン出身のギタリストで、トライデンツ、ヤードバーズ、ジェフ・ベック・グループ(JBG)、ベック・ボガート & アピス(BBA)を経てソロ活動でも名を馳せた、押しも押されぬビッグ・ネーム。本作は、75年にUK/USAエピックからリリースされたソロ名義セカンド・アルバム(68年「トゥルース」をソロ名義ファーストとしてカウントした)で、邦題は「ブロウ・バイ・ブロウ」、ライナーは山本智志(91年CD盤の再掲)、『スーパー1600ナイス・プライス』シリーズ。メンバーは、ベック、マックス・ミドルトン(ex.JBG,ハミングバード,スノーウィー・ホワイト,etc)、フィル・チェン(ex.ヘッドストーン,ロッド・スチュワート,etc)、リチャード・ベイリー(ex.ゴンザレス,スノーウィー・ホワイト,etc )の4人編成を基本に、曲によってプロデュース兼任のジョージ・マーティンのアレンジによるオーケストラが入る。おそらく解説不要の著名盤で、往年のロック系リスナーにとっては今更感満点かも知れないが、あくまでブルースを基調としつつ、ミドルトンも参加の第二期JBGで若干試みていた、クロスオーヴァー/フュージョン的アンサンブルを展開していて、そのまま次作「ワイアード」へと繋がっていくサウンド。素直にカッコいい「スキャッターブレイン」、バブル期のディスコのチークタイムの定番「哀しみの恋人達」、美しい「ダイヤモンド・ダスト」などなどよく知られた曲も多く、名にし負うこの線の文句なしの好盤と思う。
国内盤
(Progressive/Crossover,Fusion,Blues / Jewel-case CD(1996) / Epic/Sony Records/Japan)