(中古/USED CD):06年のドイツ/UK/EUエクレクティック・ディスクス/SPV盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (スレ&ヨレ少) / DISC=A
ジュリー・ドリスコール(ティペッツ)はロンドン出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、ブライアン・オーガー&ザ・トリニティ等で活動後、70年にキース・ティペットと結婚してドリスコールからティペッツに改名した。本作は、71年にUKポリドールからリリースされたソロ名義ファースト・アルバムで、レコーディングは69年、06年新規リマスター盤。メンバーは、ボーカル&アコースティック・ギターのジュリーを軸に、ティペット、マーク・チャリグ、ニック・エヴァンス、エルトン・ディーン、ジェフ・クラインのキース・ティペット・グループ組、ブライアン・ゴディング、ジム・クリーガン、ブライアン・ベルショウ、バリー・リーヴスのブロッサム・トゥズ組の他、クリス・スペディング、カール・ジェンキンス、ボブ・ダウンズ、トレヴァー・トムキンス、スタン・サルツマン等々が曲によって適時参加、プロデュースはジョルジオ・ゴメルスキー。概ね、ボーカル入ジャズ・ロック方面のサウンドを展開していて、独特の英国的くぐもり感を内包したジュリーのボーカル&楽曲と、ブルース基調だがあまり泥臭くないバックの演奏が、わりといい塩梅のバランスで同居。フォーク、ジャズ・ロック、ブルース、サイケの各要素が、ジュリーを媒介としてゴッタ煮的に交叉しながらも、ある種のプログレ感とモンド感、アンバーかつアンニュイな情感に収束する感じは非常に面白く、バンド感が担保された演奏のハマりも上々。この線としては素直にカッコいい好盤と思う。
輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Blues,SSW / Jewel-case CD(2006 Re-master) / Eclectic/SPV/German,UK,EU)