(中古/USED CD):02年のオーストラリア・プログレッシヴ・ライン盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (黄バミ感有) / DISC=A
ヒーローは、この読み方で合っているかどうかも含め、情報が少ない謎のグループだが、一説によると70年代初期にミュンヘンで結成されたイタリア/ドイツ(またはイギリス)混合バンド。他にも、イタリアのパドヴァ出身のイ・デルフィーニの元メンバーがいるという情報もあるようだが、いずれにせよ確証は取れない。本作は、73年にドイツのパン・レコードからリリースされた唯一のアルバムで、24ビット・リマスター盤。メンバーは、ローベルト・デラー、マッシモ・プラヴァート、ウンベルト・マスキオのトリオ編成で、プロデュースはギュンター・エーリヒ。英語ボーカル&オルガンのデラーがドイツ人(イギリス人説もあり)、ギターのプラヴァートとドラムのマスキオがイタリア人と思われ、その線でいくとミュンヘン説が正解かも知れないが、キース・エマーソン的オルガン、ハード調のファズ・ギター、ドカドカのドラムによる、B級ハード・プログレ的様相のサウンドを展開。楽曲のハード、プログレ、サイケの煮え切らない折衷感や、オルガンとギターのマッチング具合などは、英語ボーカルも含め例えばフリオ・キリコ加入以前の初期トリップ辺りに近似する印象。場面転換の多いアレンジは、少しアイデア過多で詰め込み過ぎの感もあるが、個々の演奏は上手くはないが悪くもなく、あまりブルース色のないギターとドラムはわりとモロにイタリアン・プログレ的で、そこにエマーソン的オルガンが妙なバランスで同居していて、これはこれで面白い。オリジナルLPのプレミアム云々を抜きにしても、イタリアン・プログレの亜流として楽しめるのではと思う。
輸入盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Hard,Psyche / Jewel-case CD (2002 24bit Re-master) / Progressive Line/Australia)