(中古/USED CD):98年のスウェーデン・ポリドール盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (黄バミ感有) / DISC=A
ボ・ハンソンはヨーテボリ出身のキーボーティスト兼コンポーザーで、67年にハンソン&カールソンでデビュー、69年の解散後にソロ活動を開始した。フラスケット・ブリナーやケブネカイゼのメンバー達とも交流があり、ボ・アンデシュ・パーソン(ex.トラッド・グラス&ステナー,etc)やメッキ・ボーデマルク(ex.メッキ・マーク・メン)等と共に、初期スウェーディッシュ・サイケを代表するミュージシャンの1人。ヤーン・カールソンはストックホルム出身のドラマー兼管楽器奏者で、主にジャズ畑での活動の他、ヤンネ・カールソンの名前でTVドラマの俳優としても活動した。ハンソン&カールソンはその2人が67年に結成したデュオ・ユニットで、本作は、67〜69年における3枚のアルバムやアルバム未収シングルをコンパイルしたアンソロジー盤で、98年新規リマスター音源、コーティング紙&3面開きデジパック仕様、98年の再編の際の2人のインタビュー等を掲載したブックレット入。メンバーは、ハモンド・オルガンのハンソン、ドラムのカールソンのデュオ(ギターらしき音が聞こえる曲もあるがクレジットは不明)で、プロデュースは基本ビル・エールストレム。内容は、1〜6曲目が67年ファースト「モニュメント」、7〜12曲目が69年サード「マン・アット・ザ・ムーン」、13曲目が67年アルバム未収シングルB面、14曲目が68年セカンド「レックス」。概ね、モンド&グルーヴィーなオルガン・インスト・サウンドで、音色が多彩で表情豊かなオルガンを、ジャージーなドラムが堅実に支えるスタイル。ハンソンのオルガンには、「指輪物語」などの後のソロ作品に通じる佇まいもあって、プログレの萌芽をけっこう楽しめたりする。
輸入盤
(Progressive/Psyche,Jazz Rock,Symphonic / Digi-Pack CD(1998 Re-master) / Polydor/Sweden)