(中古/USED CD):96年のUK・EMIプレミア盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A-- (黄ばみ&クタビレ感有) / DISC=A
ホークウインドは、毎週末開催されるアンティークの蚤の市で知られる、ロンドンのノッティング・ヒルを拠点に活動していたグループで、モービル・フリーク・アウトを母体として結成されたある種のドラッグ共同体バンド。本作は、72年にUKのUAからリリースされたサード・アルバムで、96年新規リマスター盤、変則6面開きコーティング・デジパック仕様、73年のアルバム未収シングル2曲(8,9曲目)とシングル・バージョン1曲(10曲目)、未発表バージョン1曲(11曲目)の計4曲をボーナス収録、邦題は「ドレミ・ファソ・ラシド」。メンバーは、前作からのデイヴ・ブロック、ニック・ターナー、ディク・ミク、デル・デットマーの4人に、新たに元サム・ゴパール、オパール・バタフライのレミー・キルミスターと、オパール・バタフライでレミーと一緒だったサイモン・キングが加わった6人編成。レミーとキングの加入によって、ホークスは強力なヒプノティック・ドライヴィン・リズム・セクションを得たというか、ザクザク&ガガガガのマシンガン調が顕著になったブロックのギターも含め、この後のホークス的スタイルが確立されたアルバムといえるかも知れない。例えば、「ブレインストーム」や「ロード・オブ・ライト」での、下品な音でよく歌うレミーのベースとキングの疾走ドラム、デイヴ・ブロックのマシンガン・リフの絡みは絶妙で、スペイシーなノイズやドラッギーな盛り上がりは素直にカッコいい。「スペース・イン・ディープ」や「ザ・ウォチャー」等のアコースティック・ナンバーもハマっていて、わりと文句なしの好盤と思う。尚、当時の日本盤LPには「シルバー・マシン(アルバム未収シングル)」が収録されていたが、それは日本独自の編集で、本CDと同じようにUKオリジナル盤LPには収録されていない。
輸入盤
(Psyche Hard/Psyche,Progressive / Digi-Pack CD(1996 Re-master) / EMI Premier/UK)