(中古/USED CD):97年のドイツ・セカンド・バトル盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
ヘイリー・チャプターはボン出身のグループで、66年に結成されたザ・コンセントリック・ムーヴメントを母体として、69年にエレクトロニクス系のアルバムをマリティム・レコードからリリース後、70年に名前をヘイリー・チャプターに変えてサウンドもサイケ&ハード・ロック指向となったようだ。本作は、70年のファースト「アイズ(6~14曲目)」と、71年のセカンド「キャント・ゲット・スルー(1~5曲目)」のカップリング2in1CDで、オリジナルはファーストがドイツOPPでセカンドがベラフォン/バシラス。3面開きデジパック仕様。メンバーは、ファーストがハリー・ウンテ、ハリー・ティトルバッハ、ルドルフ・オルデンブルク、ルディ・ハウボルトの4人編成、セカンドはハウボルトがヴェルナー・ファウスに交代している他、曲によってハーモニカやトランペット、ダブル・ベース等のゲスト参加がある(ハウボルトも1曲で参加)。プロデュースは2枚ともディーター・ディルクス。2作共、ティトルバッハの弾きまくりギターを中心としたブルージー・サイケ・ハードを展開していて、手数の多い鋭角なギターがオブリガードでガンガン切り込んでくる様は文句なしにカッコいい。特にセカンドは圧巻で、一部プログレ的展開も見せるが、パワフルかつダメダメな英詞シャウト・ボーカルやヘヴィなリズム隊も含め、サイケなギラギラ感とハード・ロックのラウド感が一体となって、メイ・ブリッツ的な申し分のないハマり具合を見せる。サイケ・ハード愛好家なら間違いなく楽しめるだろう、この線のB級ジャーマン・ハード最高峰の1つと思う。カッコよし!。
輸入盤
(Psyche Hard/Heavy Blues,Progressive / Digi-Pack CD(1997) / Second Battle/German)