(中古/USED CD):05年の日本ディスカス/ワーナー・ミュージック盤/国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
グァルベルト・ガルシアはセビリア出身のギタリストで、サイケ/プログレ系リスナーにはスマッシュでの活動でも知られているかも知れない。ソロ活動に転じた70年代中盤以降は、フラメンコ・ロック系のソロ作品群をリリース、80年代以降は主にシタール奏者やアレンジャーとして活動した。本作は、75年にスペインのムーヴィー・プレイからリリースされたグァルベルト名義ファースト・アルバムで、邦題は「ファースト」、05年新規リマスターのスペインのイースト・ウエスト/フォノムジーク盤に国内のディスカスが一体オビ・解説を付けた国内流通盤、ライナーは片山伸、コーティング紙&3面開きデジパック仕様。メンバーは、グァルベルト、アントニオ・ディアス、アルトゥール・ウォール、トッド・プルセル、ウィリー・デ・トルヒジョの5人編成を基本に、曲によってカルロス・カルカモ(ex.グラナーダ)が適時ゲスト参加、プロデュースはホアキン・トーレス・メンデス。「人生に」と題されたLP旧A面5曲(1~5曲目)は、アコースティック・ギターやシタール、ヴァイオリンによるフォーク・ロック調のバックに、トッド・パーセルのスマートな英語ボーカルが乗っかるスタイルで、素朴な響きのプカプカした哀愁が心地好い。一方、「苦悩に」と題されたLP旧B面4曲(6~9曲目)は、華麗に舞うスパニッシュ・ギターとジミヘン的ブルージー・ギター、テンションの高いヴァイオリン等による、演奏性の高いハードなフラメンコ・プログレを展開。尚、噂ではこの国内流通盤は500枚限定生産らしい。
ディスカス盤
(Progressive/Psyche,Flamenco Rock / Digi-Pack CD(2005 Re-master) / Discus,Fono Music/ Japan,Spain)