(中古/USED CD):90年のイタリア・ヴィニール・マジック盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION): SLEEVE=A / DISC=A
フランコ・レプリーノは、『53年生まれのイタリア人で、正規の音楽教育を受けたギタリスト、作曲家、電子音楽家』というアーティストで、これ以上の情報が出てこなくてある意味正体不明。本作は、77年にイタリアのフォニット・チェトラ傘下のイレヴン・レコードからリリースされた知る限り唯一のアルバムで、メンバーは、ギター、シンセ、エレクトロニクス、ヴィブラフォン等のレプリーノを中心に、フランコ・ラッザロ、アルナルド・チャト、アルフィオ・スクヮイエッラ、トシの5人が曲によって適時参加、プロデュースはアルド・パガーニ。概ね、ミニマル色のある楽曲をエレクトロニクスを絡めた生演奏で展開する、音響アンビエント&プログレ系サウンドで、例えばロベルト・カッチャパーリアや70年代のフランコ・バッティアート辺りにも近似する印象。ゆったりとうねるドローン・シンセ、美しいアコースティック&12弦ギターやピアノのアルペジオに、柔らかいフルートやオーボエが絡みながら独特のゆらぎを創り上げていて、寄せては引く波のような見事なダイナミズムと、海の上にプカプカと浮いているような浮遊感が非常に心地好い。全体に淡く、前に出て来ない感じの淡々としたサウンドで、例えばル・コルビジェの建築物のような、直線と曲線の融合をイメージさせられるサウンドスケープ・デザインのセンスのよさや、乾いた空気感の地中海的陽光感が、ある種のイタリア的スタイリッシュさを放つ好盤と思う。
輸入盤
(Psyche/Minimal,Ambient,Electronics,Progressive / Jewel-case CD(1990) / Vinyl Magic/Italy)