(中古/USED CD):92年のイタリア・アルティス盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A (黄バミ感微少) / DISC=A- (スリ傷少、再生に影響なし)
フランコ・バッティアートはシチリア島出身のアーティストで、作詞、作曲、ボーカル、各種楽器、プロデュース等の音楽畑の他にも、画家やデザイナーとしても知られ、21年に他界するまで活動を続けたイタリアのビッグ・ネームの1人。60年代中期にミラノでシンガーとしての活動を開始して68年にデビュー、72年からのブラ・ブラ・レーベル時代はアート・ロック、エレクトロニクス、ミニマル、実験音楽などのサイケ&プログレ系の作品群を制作。79年以降は再びポップス・シンガーとなって、ジュスト・ピオが本格的に絡むようになった80年代末以降は、クラシックの要素も取り入れた独特のサウンドを展開した。本作は、73年にイタリアのブラ・ブラからリリースされたサード・アルバムで、メンバーはバッティアートを中心に、ジャンニ・モチェッティ、ジャンフランコ・ダッダ、ロセッラ・コンツ、ガエターノ・ガッリ等々が曲によって適時参加、プロデュースはブラ・ブラ創設者でもあるピーノ・マッサーラ。1つのテーマを様々なヴァリエーションで繰り返す、目眩く万華鏡的サウンドとも云える手法で、シーケンサー的なVCS3による反復音の上を、カリンバと変調されたヴァイオリン・チェロが飛び跳ねるナンバーに始まり、カラっと晴れ渡った地中海をイメージさせるパーカスとサックス、ギターによるプカプカしたドローン・ミニマル、スライド・ギターを効果的に使った短い変奏曲を経て、圧巻はまるでサード・イアー・バンドの「アース」ようなラストの「東方から西方へ」。このラスト・ナンバーの内省的美しさは、コウマスの「ヘラルド」にも匹敵するとも思う。素晴らしい!。
輸入盤
(Psyche/Progressive,Electronics,Chamber / Jewel-case CD(1992) / Artis Records/Italy)