(中古/USED CD):01年の日本マーキー/ベル・アンティーク盤/国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (黄バミ感少、本体背表紙色抜け) / DISC=A- (スリ傷微少、再生に影響なし)
フォーカスはアムステルダム出身のグループで、69年にタイス・ファン・レール、マルティン・ドレスデン、ハンス・クレーフェルが結成したタイス・ファン・レール&ザ・リバプティスドを母体として、ヤン・アッケルマン(アッカーマン)(ex.ブレインボックス)加入後の70年にフォーカスに改名した。おそらく日本で一番著名なダッチ・プログレのビッグ・ネーム。本作は、72年にオランダのインペリアルやUKポリドールからリリースされたサード・アルバムで、オリジナルは2枚組だったので2in1CD(おそらく収録時間の都合で、「ハウス・オブ・ザ・キング」の再録が1曲カット)。01年マーキー/ベル・アンティーク版オビ&ライナー(三輪岳志&宮坂聖一)と、88年USAのI.R.S./EMI輸入盤CDのミスマッチ国内流通盤で、おそらくマーキーのオビ&ライナーの正しいお相手は、01年オランダ・レッド・バレット盤CDだったのではと推測されるが、前述の1曲カットも含め内容は一致している。メンバーは、前作からのタイス・ファン・レール、アッケルマン、ピエール・ファン・デル・リンデンの3人に、新たにベルト・ライテルを加えた4人編成、プロデュースはマイク・ヴァーノン。著名曲「シルヴィア」や甘美な「フォーカスIII」などを含む整然としたナンバー群と、「アンサーズ?、クェスチョンズ!~」や「アノニマスII」などのインプロで炸裂するナンバー群に大別される構成で、内容の濃密さでは全作品中1番かも知れない。「シルヴィア」のノリのよさ、「ラウンド・ゴーズ」、「カーニヴァル・フーガ」辺りの畳み掛けるアレンジなど、いわゆるプログレ然とした佳曲群も面白いが、特に「アノニマスII」でのジャズ・ロック調インプロの炸裂は凄まじく、ブルースを基調とした圧巻の盛り上がりを堪能出来る。このインプロは、例えばアッケルマンの「フレッシュ・エア」と同系統の演奏で、ともかくも素直にカッコいい。「エルペス・オブ~」の古楽調の美しさも心地好く、わりと文句なしの好盤と思う。
マーキー盤
(Progressive/Symphonic,Jazz Rock,Blues / Jewel-case CD(2001/1988) / Marquee,I.R.S. Records/EMI/Japan,USA)