(中古/USED CD):90年ルクセンブルク・フラッシュバック・ワールド盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A (スリ傷微少、再生に影響なし)
フランク・ザッパは、ボルチモア出身のギタリスト兼コンポーザーで、10歳の時にカリフォルニアに転居して高校時代からバンドを始め、マザーズ・オブ・インヴェンションやソロで多彩な活動を展開した解説不要のビッグ・ネーム。本作は、70年3月7日ロサンジェルスのオリンピック・オーディトリアムでのライヴを収録したブートレグで、メンバーは、ザッパ、ドン・シュガーケン・ハリス、イアン・アンダーウッド、マックス・ベネット、エインズレー・ダンバーの5人編成。70年の一時期、極く短期間だけ存在したいわゆる『ホット・ラッツ・バンド』でのライヴで、この編成のオフィシャル音源はほとんどなく(知る限り「チュンガの復讐」1曲のみ)、シュガーケン・ハリスが参加していることも併せて、ある意味貴重というか食指をそそられる内容。おそらく「ウィリー・ザ・ピンプ」がカットされてしまっているのは残念だが、「シャリーナ」と「チュンガの復讐」も含め、ザッパのギターとシュガーケン・ハリスのヴァイオリンが炸裂していて、わりと素直にカッコいい。クレジットはサックスのみとなっているが、アンダーウッドはおそらく適時オルガンも弾いていて、ダンバーのスカっと突き抜けたドラムと、ベネットの堅実なドライヴ感のベースのリズム隊も非常に上等で、インプロで盛り上がるアンサンブルはバンド感十分。音質・バランスはまあまあで聴くに全く問題はなく、ともかくもザッパ&シュガーケン・ハリス愛好家は要チェックと思う。
輸入盤
(Progressive/Psyche,Blues,Jazz Rock / Jewel-case CD(1990) / Flashback World Productions/Luxembourg)