(中古/USED CD):95年の日本ビデオアーツ盤/国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A (キバミ感少) / DISC=A- (スリ傷少、再生に影響なし)
フランク・ザッパはボルチモア出身のギタリスト兼コンポーザーで、10歳の時にカリフォルニアに転居して高校時代からバンドを始め、マザーズ・オブ・インヴェンションやソロで多彩な活動を展開した解説不要のビッグ・ネーム。本作は、75年にUSAディスクリート/WEAからリリースされた19枚目のアルバムで、フランク・ザッパ&ザ・マザース・オブ・インヴェンション名義、95年USAライコ高音質ゴールド・ディスク輸入盤(AU20/20bit 24K Gold CD)に、国内のビデオアーツ・ミュージックがオビ・解説を付けた国内流通盤、8面開きポスター・スリーヴ、93年ザッパ承認マスター、ライナーは大山甲日、1000枚限定プレス。メンバーは、ザッパ、ナポレオン・マーフィー・ブロック、ジョージ・デューク、ルース・アンダーウッド、トム・ファウラー、チェスター・トンプソンの6人編成が基本で、曲によって御大ジョニー・ギター・ワトソンのボーカル、ブラッドショット・ローリン・レッドのブルース・ハープが入る。当時、「万物同サイズの法則」という上手い邦題が付いていたが、「ワカ/ジャワカ」辺りから始まった、ブルースを基調とした楽曲を変拍子を交えたプログレ的アレンジとファンキーなリズムのバカテク演奏で展開する、ザッパ的スタイルのジャズ・ロックの最終地点という印象。74年のライヴ音源を基にした、「インカ・ロード」と「フローレンティン・ボーゲン」のカッコよさはかなりのもので、ブロックとデュークの洗練されたブラック・ミュージック色と、ザッパのブルース色、ルースのクラシック色等々が相俟って圧巻の濃密さを放つ。ワトソンが炸裂する「サン・ベルディーノ」や、「アンディ」、「ポ・ジャマ・ピープル」等々、他にも素直にカッコいい佳曲目白押しで、ザッパのしゃべるギターも十分に堪能出来る。ともかくも濃密な好盤と思う。
輸入盤/限定1000枚プレス
(Progressive/Blues,Jazz Rock,Funk,Soul/ Jewel-case Au20 Gold CD(1995 '93Re-master) / Videoarts,Rykodisc/Japan,USA)