(中古/USED CD):03年の日本ロクス・ソルス盤/国内流通盤・廃盤
(状態/CONDITION): SLEEVE=A (プラケ爪跡少) / DISC=A
エトロン・フー・ルルーブランは、ギグー・シュヌヴィエとクリス・シャネのデュオに、フェルディナン・リシャールが加わる形で73年にグルノーブルで結成されたグループで、結成当初シュヌヴィエはまだ高校生だったらしい。78年3月の最初のロック・イン・オポジション(RIO)・コンサートから参加した、フランスのRIO系を代表するグループの1つで、フランク・ザッパ、キャプテン・ビーフハート、初期ゴング、アート・アンサンブル・オブ・シカゴ等の影響の下、大道芸、ダダイスム、演劇などのアンダーグラウンドな要素を取り入れた独特のゴタ混ぜサウンドを展開した。本作は、76年にフランスのグラット・シエルからリリースされたファースト・アルバムで、フランスのガズール/ムゼア盤に国内のロクス・ソルスがオビ・解説を付けた国内流通盤、邦題は「大道芸人稼業」、ライナーは福島恵一、ガズール盤ブックレット掲載のバンド・ヒストリー訳は渡邊宏次、歌詞・対訳付(訳はジャン・セリアン)。メンバーは、前述のリシャール、シャネ、シュヌヴィエのトリオ編成。以下、某雑誌掲載の渡邊宏次の的確なレビューを一部引用する。『「狂糞白狼」を名乗る3人組の鮮烈なデビュー作。気が狂ったようにシンバルをスパークさせるドラムスと、ほとんどエフェクトなしの生音フェンダー6弦ベースが暴走し、フリーキーなサックスがそれに乗っかって突っ走る。ほとんど詩の朗読が演劇の台詞のように芝居がかった、シニカルで挑発的な諧謔に満ちたヴォーカル、野獣の咆哮、道化の警句。もはや手のつけられないこのフリーク・アウトぶりは天才と紙一重か。彼等の全作品の中でも最もテンションの高いアルバム。唯一無比の極めて奇形的なサウンドだが、もしもボリス・ヴィアンがあと30年遅く生まれて、ジャズではなくビーフハートに感銘を受けていたなら、こんなロック・バンドを組んでいたかも』。
ロクス・ソルス盤
(Psyche/Experimental,Avant Garde / Jewel-case CD(2003) / Gazul,Locus Solus/France,Japan)