(中古/USED CD):00年のUKブループリント盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
クレア・ハミルは、ミドルズブラ近郊のダラム州ポートクラレンス出身の女性シンガー・ソング・ライター(SSW)で、高校時代からフォーク・クラブ・サーキットに参加、71年に17歳でデビューした。本作は、84年にUKコーダ・レコードからリリースされたセクス・アルバムで、歌詞掲載ブックレット付。 メンバーは、ボーカル、キーボード&ギター、プロデュース兼任のクレアと、キーボード&プログラミングのニック・マグナス(ex.スティーヴ・ハケット,エニド,etc)の2人を核に、曲によってジョン・ギブリン(ex.ブランドX,etc)、サイモン・フィリップス(ex.ショパン,801,etc)、アラン・ホワイト(ex.イエス,etc)、モーリス・パート(ex.サントレーダー,ブランドX,etc)、ロニー・リーヒー(ex.ストーン・ザ・クロウズ,コロシアム,etc)、ゲイリー・ニューマン、スティーヴ・グールド(ex.レア・バード,ヘッドストーン,セヴンス・ウエイヴ,etc)等々が曲によって適時参加。前作「ヴォイセズ」で見せたヴォイス・アンビエント調はそれ程強くなく、むしろ従来のポップス要素を主軸とした、ニュー・ウエイヴ調ピコピコ感内包のポップ・サウンドを展開。例えば、初期のスチュワート&ガスキンやストロベリー・スイッチブレイド辺りに近似する印象で、それなりにバンド感が担保されたアンサンブルも悪くなく、中でも2曲目の「デンマーク」はストロベリー・スイッチブレイドの「ビーイング・コールド」に匹敵する佳曲。「デンマーク」が突出していて、他の曲は少し地味な感じでもあるが、上記のメンバーたちによる演奏はそれなりにちゃんとしていて、全体にピコピコ・プログレ・ポップ系の線としては聴き応え十分の好盤といえるかも知れない。
輸入盤
(Progressive/SSW,Pops,Electronics / Jewel-case CD(2000) / Blueprint/UK)