(中古/USED CD):94年のドイツ・バイ・オア・ダイ盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=B (表スリーヴ下部ダメージ) / DISC=A- (スリ傷有、再生に影響なし)
クリストファーはテキサス州ヒューストン出身のグループで、スナッフィ・ウォルデン(ex.ストレイ・ドッグ,フリー,エリック・バートン,etc)の実弟ダグ・ウォルデンが在籍していたことで知られているかも知れない。ダグ、リチャード・アヴィッツ、ダグ・タル(ex.ジョセファス,etc)のトリオ編成で68年にユナイテッド・ガスを結成、地元を中心に活動後、レコード会社との契約時にグループ名をクリストファーに改名したようだ。本作は、70年にUSAメトロメディアからリリースされた唯一のアルバムで、レコーディング中にタルがドラッグのオーバードーズで自殺騒ぎを起こしてバンドをクビになり、残りのトラックはダグとアヴィッツの2人に、ドラムはジョン・シンプソンかテレンス・ハンドという布陣でレコーディング、プロデュースはロン・クラマー。わりと典型的なクリーム・フォロワー・サウンドというか、トリオ編成によるブルージー・ハード・サイケを展開。ブルースを基調とした適度にキャッチーな楽曲、トリオのバランス、各パートの粘っこい演奏や深みのあるボーカル等々、あからさまではないのだが聴けば聴く程やっぱりクリーム的で、その線としてはかなり面白い。演奏は普通に上手くて素直にカッコよく、楽曲のカラっとしたポップネスもいい塩梅でハマっていて、ファズ・ギターのサイケ感も十分。クリームのアメリカ的展開の好サンプルとして、ハード&サイケ愛好家ならわりとすんなり楽しめると思う。
輸入盤
(Psyche/Hard,Blues / Jewel-case CD(1994) / Buy Or Die/German)