(中古/USED CD):03年のアルゼンチン・ミクロフォン/ソニー盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
コロル・ウーマノはブエノス・アイレス出身のグループで、元アルメンドラのエデルミロ・モリーナリが中心となって71年に結成されている。中南米&辺境系ロック愛好家には、アルメンドラやラ・ペサダというアルゼンチーナ・ロックのビッグ・ネーム関連のバンドとして知られていると思う。本作は、75年にアルゼンチンのミクロフォンからリリースされたファースト・アルバムで、紙ジャケ仕様、インサート入。メンバーは、モリーナリ、リナウド・ラファネッリ(ex.ポリフェモ,etc)、ダビド・レボン(ex.ラ・ペサダ,ペスカード・ラビオーソ,パッポズ・ブルース,ポリフェモ,etc)のトリオ編成を基本に、曲によってガブリエラ(モリーナリの奥さん)のコーラスやロドルフォ・ガルシア(ex.アルメンドラ,アケラッレ,etc)のドラムのゲスト参加がある。プロデュースはホルヘ・アルバレス。概ね、モリーナリのギター&ボーカルを軸としたゆるさ満点のブルース・ハード系で、ギターの弾きまくり感も含め、わりと典型的な南米ギター・トリオのサウンドという印象。ファズとリヴァーブの中途半端な生かかり具合といい、やりっぱなし感十分のリズム隊といい、南米的B級感全開という感じで、ダラダラとした盛り上がりをたっぷりと堪能出来る。時折アコギのしっとり感も交えた、それぞれの演奏やリフ、フレーズ自体は悪くなく、それなりにカッコよさもあるが、ともかくも南米的ヨレが全体に漂っていて、それを味わいとして楽しめるかどうかということと思う。
輸入盤
(Blues Hard/Blues,Psyche / Paper-Sleeve CD(2003) / Microfon/Sony/Argentina)