(中古/USED CD):12年のUKエンジェル・エアー盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A- (スリ傷有、再生に影響なし)
クラーク・ハッチンソンは、サム・ゴパールズ・ドリーム(SGD)で意気投合したアンディ・クラーク(ex.サム・アップル・パイ,ヴァンプ,UPP,etc)とマイク・ハッチンソン(ex.グラハム・ボンド,etc)が、SGDを揃って脱退して68年にロンドンで結成したグループ。本作は、69年にUKデッカ・ノヴァからリリースされたファースト・アルバムで、12年新規リマスター盤、本作レコーディング・セッション時の未発表音源8曲をボーナス収録。メンバーは、クラークとハッチンソンのデュオ編成を基本に、曲によってウォルト・モナハン(ex.ミック・アブラハムス・バンド,フリーダム,イフ,etc)、フランコ・フランコのサポートが適時入る。ピーター・シャッツァーとイアン・シッペンの共同プロデュース。ヒプノティックなパーカスとベースに乗せて、ギターやオルガン、サックス、フルート、バグパイプ等を自由に弾きまくり・吹きまくるという、わりとヘロヘロ感のあるブルージーなサイケ・インプロ・インストを展開。このドラッギーなループ感のあるリズムとダメダメな雰囲気は、ある意味ジャーマン・サイケ辺りにも通じる印象で、ハマる人は大いにハマるかも知れず、ダメな人は徹底的にダメかも知れない。このアングラなブルージーさは、プロデューサー2人も含めサム・アップル・パイからの流れの中にあるという印象だが、後にUPPでも見せるクラークのソウル&ファンク系ハミ出し感と、ハッチンソンのハード調ブルース感が妙なマッチングで同居していて、ともかくもB級感十分で面白い。
輸入盤
(Psyche/Heavy Blues,Hard / Jewel-case CD(2012 Re-master) / Angel Air/UK)