(中古/USED CD):99年のドイツ・ドイチェ・アルモニア・ムンディ盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (スリップ・ケースに黄バミ感&ヨレ有) / DISC=A
ベーレン・ゲスリンは、ザルツブルクのモーツァルテウム大学で音楽理論、民族音楽学、古楽演奏法等を学んでいたヨハネス・ハイムラート(ex.ナウ!・アンサンブル,etc)とミヒャエル・コルトが、ドイツ中世音楽の本格的な再生を目指して72年頃から準備を始め、75年から活動を開始したグループで、ハイムラートはルネサンス・リュートの再発見者として、またドイツ新社会運動のエコ・ヴィッレジ共同体実践の先駆者としても知られる。本作は、82年にドイチェ・アルモニア・ムンディ・デジタルからリリースされたセクス・アルバムで、スリップ・ケース入。メンバーは、ハイムラート、コルト、イザベラ・エルンスト、クリスチーヌ・シモンの4人編成で、リュート、ギター、フィドル辺りを主軸に、フルート、バグパイプ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リラ、マンドリン、パーカス等を適時交えた古楽アンサンブルを展開。「2人の姉妹」、「キング・ヘンリー」、「アンクワイエット・グレイヴ」等のチャイルド・バラッド、「王子と王女」、「野蛮な水神様」、「ローレ・ライ」等のエルク・ベーメやワルター・ハンセンの民謡集掲載曲に、オリジナルも交えた構成だが、例えばペンタングルやシャーリー・コリンズ辺りとは違った解釈のアレンジが面白い。美しくも悲しげなリュートの響きと、バラッドの流儀に則ったシンギングの男女ボーカルが、ギスギスした中世古楽感に収束していて、ただならぬ雰囲気の引き締まったトラッド感を堪能出来る。この線としては非常に真っ当な好盤と思う。余談だが、ベーレン・ゲスリンは、ドイツ語で「熊の小路」という程の意味らしい。
輸入盤
(Trad&Folk/Germanic& British Trad,Medieval Music / Jewel-case CD(1999) / Deutsche Harmonia Mundi/German)