(中古/USED CD):90年の日本ワーナー・パイオニア盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (クタビレ感有) / DISC=A- (スリ傷有、再生に影響なし)
バッド・カンパニーは、元フリーのポール・ロジャースとサイモン・カーク、元モット・ザ・フープルのミック・ラルフス、元キング・クリムゾン、アレクシス・コナー&スネイプのボズ・バレルの4人が、73年にロンドンで新たに結成したグループで、ブリティッシュ・ブルース&ハード・ロック系の押しも押されぬビッグ・ネームの1つ。本作は、74年にUKスワン・ソングからリリースされたファースト・アルバムで、邦題は「バッド・カンパニー」、ライナーは赤岩和美、歌詞付。メンバーは、前述のロジャース、カーク、ラルフス、ボズの4人編成を基本に、曲によってボズのクリムゾン時代僚友メル・コリンズ、女性デュオのスー&サニー(s exスー&サンシャイン,etc)が適時ゲスト参加。結成当初はメンバーたちの経歴からスーパー・バンド的扱いで、サウンドに関しても特に解説不要と思うが、ブルースを基調としながらも、キャッチーで聴きやすいカッコよさの楽曲と、バンド感十分でノリのよい演奏をミックスさせ、ポップ・ハード系の1つのスタイルを確立させたよいバンドと思う。ロジャースのシンギングやカークのドラムには、フリー時代の残滓も多少残っていて、それがこのバンドのライトになり過ぎない、いい塩梅のブルース感を担保しているのかも知れない。さらに本作では、ラルフスがギター・ソロでチョーキング・ヴィブラートを多用してたり、フリーっぽいフレーズをチョイスしてたりと、ポール・コゾフに寄せている印象があって、その辺りもまた味わい深く面白い。
国内盤
(Pop Hard/Blues,Swamp / Jewel-case CD(1990) / Warner-Pioneer/Japan)