(中古/USED CD):96年のUKウッデッド・ヒル・レコーディングス盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
バート・ヤンシュはグラスゴー出身、ジョン・レンボーンはロンドン出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)兼ギタリスト。64年頃から2人でデュオ活動を開始(65年からは各々ソロ活動も並行)、ジミー・ペイジやディック・ゴーハンなどなど、多くのギタリスト達からリスペクトを受けるアコースティック・ギターの超絶デュオとして次第に知られるようになるが、何より68年以降は2人ともペンタングルのメンバーとして知られていると思う。本作は、66年にUKトランスアトランティックからリリースされたデュオ名義唯一のアルバムで、確か邦題は「華麗なる出会い」、ヤンシュのソロ・アルバムからの曲やアウトテイク、トランスアトランティック・レーベルのオムニバス盤収録曲等計6曲をボーナス収録。メンバーは、ボーカル&ギターのヤンシュとギターのレンボーンのデュオ編成、プロデュースはビル・リーダー。概ね、ブルースとトラッドを基調としたギター中心のサウンドを展開していて、ヤンシュの「ソーホー」とアン・ブリッグスの「ザ・タイム・ハズ・カム」にヤンシュのボーカルが入る以外はインスト・チューンで、2人のギター・バトルを十二分に堪能出来る。この後ペンタングルでも取り上げるチャーリー・ミンガスの「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」なども含め、あくまでギター・デュオによる流暢なギター・アンサンブルが中心で、特に本作がペンタングルへの布石となったという印象は薄い。大別するなら、こざかしいレンボーンと引っ掛かりの多いヤンシュといった感じで、共にクセがあって文句なしにカッコいい好盤と思う。
輸入盤
(Trad&Folk/British Trad,Blues / Jewel-case CD(1996) / Wooded Hill/UK)