(中古/USED CD):00年の日本アヴァロン/ビクター盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A- (スリ傷少、再生に影響なし)
ボジオ・レヴィン・スティーヴンスは、96年にロサンジェルスのクラブで行われたドラム・ワークショップで、テリー・ボジオとスティーヴ・スティーヴンスが知りあったことが契機となって結成されたユニットで、ベースには最もギャラが高額だったトニー・レヴィンを選んでトリオ編成となった。本作は、00年にUSAマグナ・カルタからリリースされたセカンド・アルバムで、ライナーは伊藤正則、レコーディング秘話対訳付の国内初盤。メンバーは、前述のボジオ、レヴィン、スティーヴンスのトリオ編成が基本で、1曲でマーカス・ナンドのフラメンコ・ギターのゲスト参加がある。エンジニアのクリス・マーフィーと3人の共同プロデュース。概ね、前作の延長線上にあるバカテク・ハード・フュージョン・プログレ路線で、当時スティーヴンスが傾倒していたフラメンコ色も含め、ハードな炸裂系のアンサンブルを展開。予め作曲してリハーサルしてからレコーディングしたということで、『4日間のジャム・セッションで制作した前作に比べ、楽曲やアレンジに構造があって聴きやすいはず』というボジオの言葉通り、全体に整合感が幾分増している印象。とはいうものの、どの曲もバカテク&ハイテンションさに圧倒され続ける感じで、楽曲の構成云々よりも結局高速な演奏に耳がいってしまうタイプ。その線としてはわりと文句なしに楽しめる好盤と思う。ゲストのフラメンコ・ギターも含め全員の饒舌さは圧巻で、ともかくもこの高速バカテク振りは凄い。
国内盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Hard Fusion / Jewel-case CD(2000) / Avalon/Japan)