(中古/USED CD):15年のドイツ・ニュークリア・ブラスト・ヨーロッパ盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
ブルース・ピルズは、元レディオ・モスクワのザック・アンダーソンとコリー・ベリーが、スウェーデン人女性ボーカリストのエリン・ラーションと知り合ったことがきっかけとなって結成されたグループで、アイオワで2曲のデモ音源を制作後、フランス人ギタリストのドリアン・ソリオーが加入してEPのリリースやツアーを敢行、現在はスウェーデンのオレブロを拠点に活動しているようだ。本作は、15年にリリースされたライヴ・アルバムで、ロング・サイズのデジパック仕様限定エディション。14年5月30日にドイツのネフェン・ドゥーで行われた、フリーク・ヴァレー・フェスティヴァルでのライヴ音源10曲が収録されていて、アルバムとしては14年のファースト「ブルース・ピルズ」に続く2枚目。メンバーは、前作からのエリン、ソリオー、アンダーソンの3人に、新たにアンドレ・クヴァーンストレームを加えた4人編成。60年代末~70年代初期調のハード・ロック路線に何ら変化はなく、エリンのジャニス・ライクなシャウト・ボーカル、ソリオーの流暢なブルージー・ギターが炸裂していて、軽快かつ重厚な演奏を堪能出来る。新加入のドラムはドカスカ感が強く、演奏も熟れてきていてよりバンド感が増している印象で、メインストリーム系の佇まいを担保しつつ、全体に漂うアングラ系のヘヴィネスも申し分ない。ともかくもギターの上等さはかなりのもので、ハード・ロック愛好家なら文句なしに楽しめるだろう、素直にカッコいい好ライヴ盤と思う。
輸入盤
(Blues Hard/Heavy Blues / Long Digi-Pack CD(2015) / Nuclear Blast/German)