(中古/USED CD):95年のドイツSPV/UKヴェアグラー・ミュージック盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION): SLEEVE=A / DISC=A- (スリ傷有、再生に影響なし)
アリーナは、クライヴ・ノーラン(ex.ペンドラゴン,シャドウランド,etc)とミック・ポインター(ex.マリリオン,etc)が、94年にロンドンで新たに結成したグループで、ポスト・ポンプ期のメロディック・プログレ系の著名バンドの1つ。本作は、95年にドイツSPV/UKヴェアグラー・ミュージックからリリースされたファースト・アルバムで、歌詞掲載ブックレット付。メンバーは、ノーラン、ポインター、ジョン・カーソン、キース・モア(ex.ネクロポリス,etc)、クリフ・オーシ(ex.ウリシス,etc)の5人編成を基本に、1曲でスティーヴ・ロザリー(ex.マリリオン,ウィッシング・トゥリー,etc)がゲスト参加、プロデュースはマイク・スタビー(ex.パラス)。概ね、わりとど真ん中の90年代ポスト・ポンプ・シンフォニック・プログレ方面で、楽曲のポンプ・ロック的な湿ったブリティッシュ感とボーカルのシアトリカル感、ポスト・ロックとヘヴィ・メタルの狭間をいくギター、ネオ・プログレ調の派手なキーボード、堅実なリズム隊がバランスよく交叉。メインストリーム色内包の洗練されたセンスとアレンジ、安定して上手いアンサンブルも含め、全体に各要素がプログレ感に収束していて、その意味ではペンドラゴンやフラワー・キングス辺りとともに、やはり90年代プログレの好サンプルという印象。この後、パイナップル・シーフやムーン・サファリ等々へと発展していく原型の1つとも云えて、この線のメロディックなシンフォニック系愛好家なら、まずもって楽しめると思う。
輸入盤
(Progressive/Pomp,Symphonic / Jewel-case CD(1995) / SPV/Verglas Music/German,UK)