(中古/USED CD):95年のベルギー・クラムド・ディスク盤/輸入盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A- (ヨレ有) / DISC=A (スリ傷微少、再生に影響なし)
アクサク・マブールは、コス在籍中のマルク・オランデルが、友人のヴァンサン・ケニスと77年に制作したソロ・アルバム「偏頭痛の為の11のダンス療法(後にアクサク・マブール名義で再発)」を契機として、79年にオランデルがコスを脱退後に本格的に始動したグループで、81年以降はレ・テュール・ドゥ・ラ・リューヌ・ドゥ・ミエルと合体してザ・ハネムーン・キラーズとしても並行活動した。本作は、80年にフランスのアテムからリリースされたセカンド・アルバムで、確か邦題は「ならず者のように」、ハネムーン・キラーズの未発表曲1曲をボーナス収録。メンバーは、前作からのオランデルとキャサリン・ジャヌー、ミシェル・ベルクマン(ex.ユニヴェル・ゼロ,etc)の3人に、ヘンリー・カウ、アート・ベアーズ等々のフレッド・フリスとクリス・カトラーの他、フランク・ヴュイツ(ex.パゾップ,etc)、ドゥニ・ファン・ヘッケ(ex.ウォーレス・コレクション,コス,ジュルヴェルヌ,etc)が新たに加わった7人編成。前作とはひと味違った、ヘンリー・カウ的な攻撃的チェンバー・ロックを展開していて、キャバレー音楽、アラビック民族音楽、現代音楽、室内楽等をストレンジで括った、スケルトン・クリュー辺りにも近似するサウンド。ダークかつシリアスな緊張感、耳に新鮮な音色のバリエーションのある楽器群、変態コラージュ感、濃密で攻撃的な演奏が絶妙のセンスでハイブリットされていて、ともかくも正しくサイケでカッコいい好盤と思う。ボーナス曲も面白い。オーストリア・プレス盤
輸入盤
(Psyche/Strange,Chamber,Collage,Canterbury / Jewel-case CD(1995) / Crammed Discs/Belgium,Austria)