中古/USED CD):93年の日本MSI盤/国内流通盤・廃盤
(状態/ CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A
本作は、70年にUKヴァーティゴからリリースされたアフィニティ唯一のアルバムで、93年ドイツのレパートリー輸入盤(ヴァーティゴ・ロゴマーク入)に国内のMSIがオビ・解説を付けた国内流通盤、ライナーは高見博史、歌詞・対訳付、70年のアルバム未収シングル両面2曲をボーナス収録。メンバーは、リンダ・ホイール、リントン・ネイフ、マイク・ジョップ、モ・フォスター、グラント・サーペルの5人編成、ブラス&ストリングス・アレンジはジョン・ポール・ジョーンズ(ex.レッド・ツェッペリン)とクリス・ヒューズ、プロデュースはジョン・アンソニー、スリーヴ・デザインはキーフ。キーフのスリーヴ&スワイラル・ヴァーティゴ盤の中では、コレクターズ・アイテムとして最も人気のある作品の1つで、いまさら説明するまでもない著名な1枚と思うが、中身も伴うプレミア盤というか、ブリティッシュ然としたアンバー感とカッコいい演奏が見事なマッチングを見せる、わりと文句なしのジャズ・ロック系サウンドを展開。ともかくもいい塩梅にブルージー&ジャジーで、イモっぽさを残しつつも全体にオシャレ感があって、ジャジー・ブリティッシュ方面のかなりの好サンプルという印象。おそらくリンダを売り出すための企画バンド的性格もあって、多くの曲はカヴァーなのだが、わかりやすいキャッチーさはそのままにわりと小憎らしいアレンジで纏めていて、太いグルーヴ感があってノリもよい。インプロも交えてジャジーに盛り上がる演奏は素直にカッコよく、キーフの素敵なスリーヴも含め、ブリティッシュ ・ロック愛好家ならまずもって楽しめる好盤と思う。カッコよし!。この後、リンダはニュークリアスのメンバーをバックに、71年にソロ・アルバム「ピーセズ・オブ・ミー」をリリースする。
MSI盤
(Progressive/Jazz Rock,Blues / Jewel-case CD(1993) / MSI,Repertoire/Japan,German)