(中古/USED CD):05年の日本ユニバーサル・ミュージック盤/国内盤・廃盤
(状態/CONDITION):SLEEVE=A / DISC=A 美品
アーマゲドンは、ロサンジェルスに移住していたキース・レルフ(ex.ヤードバーズ,ルネッサンス,etc)が、ルネッサンスの僚友ルイス・セナモと、スティームハマーでセナモと一緒だったマーティン・ピューをロスに呼び寄せて74年に結成したグループで、リクルートの結果ドラムにはボビー・コールドウェル(ex,元キャプテン・ビヨンド,ジョニー・ウインター・アンド,etc)が加入した。全員それなりのキャリアと知名度のあるメンバーが揃った、ある意味スーパー・バンド。本作は、75年にUKのA&Mからリリースされた唯一のアルバムで、紙ジャケ仕様、05年新規24ビット・リマスター盤、『ロック・レジェンド』シリーズ、オリジナル・リリック・インナーバッグ入、ライナーは奥村裕司、歌詞対訳付。鋭角なギター・リフ、ドライヴしながらウネるベースに、ハード・ロック然とした切れ味のよいドラム、ブルージーなハープ&ボーカルによる、わりと文句なしのブルージー・プログレ・ハードを展開。キャプテン・ビヨンド風の1,5曲目を始めとして、全体にサイケ色がそれ程強い感じではないが、かといってブルース色が前面に顕われてもいなくて、一捻りあるギター ・リフとベース・ラインの絡みや、1コードのインプロを交えたアレンジは結果としてプログレ/サイケ系という印象。ヘヴィなまま疾走するドラムを軸に、メタル系とは一線を画すギラギラ感で炸裂する演奏は素直にカッコよく、タイトなリフ&フレーズもハマっていて、ハード・ロック愛好家ならまずもって楽しめるだろう好盤と思う。この後、レルフが不慮の死をとげてバンドは解散、セナモは旧ルネッサンスのジム・マッカーティやジェーン・レルフと共にイリュージョンを結成、コールドウェルはキャプテン・ビヨンドを再編する。
国内盤/国内プレス(Japanese-pressing CD)
(Blues Hard/Progressive,Psyche,Blues / Paper-Sleeve CD(2005 24bit Re-master) / Universal Music/Japan)