中古/USED CD):06年のUKサンクチュアリ・ミッドライン盤/輸入盤・廃盤<br>
(状態/ CONDITION):SLEEVE=A- (クタビレ感有) / DISC=A- (スリ傷少、再生に影響なし)
コロシアムは、元ニュー・ジャズ・オ-ケストラ、グラハム・ボンド・オーガニゼイションのジョン・ハイズマン、ディック・ヘクトール・スミス、トニー・リーヴスが中心となって、68年にロンドンで新たに結成されたグループで、この後テンペスト、モーグル・スラッシュ、コロシアムII、グリーンスレイド等の派生バンドを生んだ、ブルース系ブリティッシュ・ジャズ・ロックのビッグ・ネーム。本作は、69年にUKヴァーティゴからリリースされたセカンド・アルバムで、04年新規リマスター音源、デジパック仕様、69年のBBCトップ・ギアのライヴ音源2曲をボーナス収録。メンバーは、前作と同じハイズマン、ヘクトール・スミス、リーヴス、デイヴ・グリーンスレイド、ジェームス・リザーランドの5人編成、リーヴスとゲリー・ブロンの共同プロデュース、スリーヴ・デザインはキーフ。概ね、前作の延長線上にあるクリームのジャズ・ロック的展開路線で、モンド系のグルーヴ感とキャッチーさ、アート・ロック的サイケ感も変わらずだが、5曲目の長尺組曲を始めとして全体にアレンジのプログレ度が増している印象。B級ハード調の1曲目やモーグル・スラッシュでリメイクする2曲目など、リザーランド色の強いナンバーも素直にカッコよく、ファーストに劣らずの文句なしの好盤と思う。本作後、リザーランドとリーヴスは脱退、リザーランドはジョン・ウェットン等と共にモーグル・スラッシュを結成、エドワーズ・ハンドにも参加、リーヴスはウッズ・バンド等を経てグリーンスレイドと共にグリーンスレイドを結成、さらにカーブド・エアへ。ボーナスは、おそらくギターはデイヴ(クレム)・クレムソン、ベースはマーク・クラーク、ボーカルはクリス・ファーロウと思われる。余談だが、間宮祥太郎や布袋寅泰が出演している炭酸水か何かのテレビCMで、わりとオリジナルに準じた「ザ・ケトル」のカヴァー(誰かは知らない)が使われていた。EUプレス盤
輸入盤
(Progressive/Blues,Jazz Rock / Digi-Pack 2CD(2006 '04Re-master) / Sanctuary Midline/UK,EU)