USAのドラッグ・シティから、ペーパースリーヴでのリリース。見開き紙ジャケ仕様で、馬頭將噐の解説が日本語と英語で中スリーヴに掲載されている。ジョン・レンボーンはロンドン出身のギタリストで、何よりペンタングルでの活動で知られていると思うが、ペンタングル結成以前からすでにソリストとして活動していて、その後もジョン・レンボーン・グループやシップ・オブ・フールを経て、15年に他界するまで活動を続けたブリティッシュ・トラッド&フォーク界の巨人。本作は、タイトル通り78年5月30日に京都のカフェ・ハウス拾徳(じっとく)で行われたソロ・ライヴ音源を収録した発掘ライヴ盤で、初出音源。当時、ステファン・グロスマンとのデュオで来日した際、休日を利用して京都在住のシタール奏者に会いに来たついでに、急遽実現したソロ・ライヴだったらしい。全編ギター弾語りとギター・インストによるパフォーマンスで、「キャンディマン」、「アンジー」、「ソー・アーリー・イン・ザ・スプリング」、「カッコー」、「ジョン・バリーコーン」、「アール・オブ・ソールズベリー」等々の著名チューンを適度に交えたセレクト。饒舌で流暢なギターはともかくも圧巻だが、主役は曲というスタンスでテクニックを見せつけるという感じではなく、それは観客達にも届いているようで、全体の雰囲気も非常によい。ブルージーな曲やジグ&リール系のダンス・チューンも軽快にハマっていて、音質・バランスも悪くなく、素直に楽しめる好ライヴ盤と思う。合掌!。
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輸入盤
(Trad&Folk/British Trad,Folk,Blues / Paper-Sleeve CD(2018) / Drag City/USA)