UKのサイエンス・フフリクションから、10曲入CDをボーナスで付けての2枚組スペシャル・エディションでのリリース。ロイ・ハーパーはマンチェスター出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、路上でブルースを弾語りながらヨーロッパを放浪した後、65年頃からロンドンのフォーク・クラブで歌うようになり、現在でもピンク・フロイドやレッド・ツェッペリンのメンバーの他、ケイト・ブッシュやジョニー・ライドン等、多くのミュージシャン達からリスペクトを受ける、ブリティッシュ・フォーク&ロック界の孤高の存在。本作は、04年7月にアイルランドのウエスト・コークで行われたライヴ映像を軸に、05年の自宅でのショットなども交えた映像集。歌詞とリンクしたイメージ画像が挿入されたりもするが、概ねライヴ映像といってよい感じで、ほとんどロイとマット・チャーチルのアコースティック・ギター・デュオ編成ながら、淡々とした中に張りつめた緊張感が滲み出る演奏を堪能出来る。音はある程度スタジオ処理されていて、必ずしもライヴそのままではない部分もあるが、ライヴ感は残っていて不自然でもなく、時折見られるアニメーションも含むCGによる映像処理もドラッギーで面白い。特に、「トム・ティドラーズ・グラウンド」、「グリーン・マン」、「ワン・マン・ロックンロール・バンド」、「フローズン・モーメント」、「デス・オブ・ゴッド」、「日没の12時間」等々の佳曲群が心に染みるというか、この人のボーカルとギターには独特の響きがあって、相変わらず文句なしに心地好い。尚、ボーナスCDはDVDから10曲をセレクトして収録したもの。PAL/R0なので、PAL対応のDVDプレイヤーかパソコンで観れる。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤/デッドストック入荷
(Acid Folk/Psyche,Progressive / DVD(2005 PAL/R0)+CD / Science Friction/UK)