UKのゴンゾ・マルチメディアからのリリース。インクレディブル・ストリング・バンド(ISB)は、ロンドン出身のクライヴ・パーマー(ex.ザ・フェイマス・ジャグ・バンド,C.O.B.,etc)が、ウィズ・ジョーンズとのパリまでのバスキング旅行から帰国後にスコットランドのエジンバラに移住し、そこで知り合ったロビン・ウィリアムソンとデュオ活動を開始、そこにマイク・ヘロンが加わる形で65年に結成された。本作は、70年のビート・クラブのTV番組を収録したDVDで、メンバーは、ロビン・ウィリアムソン、マイク・ヘロン、ローズ・シンプソン、リコーリス・マッケンジーの4人編成。1~3曲目が生演奏のスタジオ・ライヴ、4曲目がインタビュー。一見危うくてヨレる演奏、ゆるゆるのボーカル、明るいヒッピー感、奇妙な踊りとハーモニー・コーラス、どれを取ってもまさにインクレディブル・ストリング・バンドといった感じで、やはりこのバンドは何かがおかしいのだが、それでも演奏は成立していて悪くないという、相変わらず何とも不思議なサウンド。ともかくも、ロビンとマイクは実は演奏も歌も上手く、なんやかんやいってもけっこう芸達者なのだが、だからこそこの危うさが味になるのやも知れず、わかっていて壊すというのは凄いことだけど簡単ではない、などと思わせられる好映像と思う。NTSC/R0なので普通にDVDプレイヤーで観れる。17分
輸入盤/デッドストック入荷
(Acid Folk/Psyche,Strange / DVD(2012 NTSC/R0) / Gonzo Multimedia/UK)